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【犯人はまさかの!?】「屍人荘の殺人」ネタバレ~解説

基本情報

公開 2019年12月13日
監督 木村ひさし
脚本 蒔田光治
原作 今村昌弘『屍人荘の殺人』
ジャンル ミステリー・エンターテインメント

 

「このミステリーがすごい!2018年度版」

「週刊文春ミステリーベスト10」

「2018 本格ミステリ・ベスト10」

「第18回本格ミステリ大賞」

4冠を獲得した小説の映画化作品。

キャスト

葉村 譲 - 神木隆之介

明智 恭介 - 中村倫也

剣崎 比留子 - 浜辺美波

七宮 兼光 - 柄本時生

出目 飛雄 - 塚地武雅(ドランクドラゴン)

など。

ここからネタバレ! 本編詳細~解説

ミステリー小説オタクである葉村譲(神木隆之介)は、神紅大学経済学部の学生。
葉村は、「ミステリー愛好会」会長である明智恭介(中村倫也)に声をかけられたことがきっかけで愛好会に所属して2人で一緒に活動していた。

また、神紅大学には剣崎比留子(浜辺美波)という警察に協力して事件を解決したことのある実績を持つ、通称”探偵少女”という美少女がいた。

ある日、葉村と明智は、剣崎から「ロックフェス同好会の合宿に参加してほしい」と誘われ、紫湛荘(しじんそう)へ向かう。

しかしこの合宿、神紅大学OBの七宮(柄本時生)と立浪(古川雄輝)が、女子部員をナンパするために計画したものだった。
フェスに集まった女性を物色していくなかで、スマホを落とした静原美冬(山田杏奈)に声をかけていた・・・。

しかし!ロックフェスの会場にゾンビが登場!
ゾンビはどんどん増殖していき、紫湛荘(しじんそう)⇒屍人荘(しじんそう)へ。
皆ペンションに逃げ込むが、明智はペンションに入る寸前でゾンビにつかまってしまう。

ペンションの外にはゾンビまみれで一切外に出られない状況の中、事件が起きる・・・。

 

第1の殺人

【犠牲者:進藤(葉山奨之)】
部屋でボロボロな状態で死亡。
これもゾンビの仕業か!と思いきや、オートロックだしバリケードもはっている。
そして部屋に「いただきます」「ごちそうさま」と書かれた紙が残されていた。
どうやらゾンビではなく人間の犯行っぽい・・・。

第2の殺人

【犠牲者:立浪(古川雄輝)】
エレベーターの中でゾンビ状態で死亡。
頭を殴られた跡もあり、やはり人間の犯行!

第3の殺人

【犠牲者:七宮(柄本時生)】
ゾンビ化し葉村に襲い掛かるが、静原美冬に頭部を刺され死亡。
ずっと部屋にいたはずなのになぜゾンビ化してしまったのか??

犯人が明らかに

剣崎の推理により、犯人が静原美冬であることが判明。
その動機とは「姉の復讐を果たすため」
美冬の姉・沙知は、昨年のロックフェス研究会の合宿で七宮と立浪に弄ばれ妊娠。
2人はお金を渡して中絶を要求し、沙知は自殺してしまう。
この復讐のために合宿に参加して、わざとスマホを落として気を引いていたのだ。

第1の殺人のトリック

これは美冬の犯行ではなく、ただ単に進藤がゾンビに噛まれていた彼女・麗花を部屋にかくまっていたせいで襲われて死んだだけ。
ただ、これを目撃した美冬が、「いただきます」「ごちそうさま」と書かれた紙を使って密室殺人に仕立てていた。

第2の殺人のトリック

睡眠薬によって眠らされた状態でエレベーターで1階へ。
そこでゾンビにさせてから2階に戻していた。そして頭を破壊し殺害。

第3の殺人のトリック

七宮が使っていた目薬にゾンビの血を混入させたことでゾンビ化させた。
そこに葉村と登場し、襲われた葉村を守る形で頭を突き刺し殺害。

 

ゾンビ騒動自体は美冬も想定外だった。
しかし、七宮と立浪をゾンビにしてから殺す=2度殺すことで、姉・沙知と妊娠していた子の2人分の復讐ができると考えたのだった。

剣崎が葉村を合宿に誘った本当の理由

それは、葉村に自分の助手になってほしかったから。
しかし葉村は、明智はきっと生きているからダメだと断る。

最後

ゾンビから逃げるために屋上へ向かうが、美冬は途中でゾンビに襲われてしまい、屋上から身を投げ自殺。

その後、政府の助けが来て6人が生還。
葉村(神木隆之介)/剣崎(浜辺美波)/名張(佐久間由衣)/高木(ふせえり)/重元(矢本悠馬)/菅野(池田鉄洋)

そしてついに明智(中村倫也)が登場!
感動の再会!
と思いきや、明智はゾンビ化しており葉村に襲い掛かる!!

葉村が噛まれそうになった時、剣崎は明智の頭部を突き刺し「あげない。彼は私のワトソンだ。」と呟いた。

感想

 神木隆之介さんと浜辺美波さんの掛け合いが心地よく時間があっという間に感じます。
ゾンビ・死体がたくさん出てくるけど、怖い雰囲気ではないのでホラーが苦手でも全然見れる作品です。
 
『「屍人荘の殺人」レビュー』最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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