基本情報
公開 2009年10月10日
監督 佐藤東弥
脚本 大森美香
原作 福本伸行『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』
キャッチコピーは
「ようこそ クズの皆様」
「考えろ、裏をかけ。そして未来を手に入れろ。」
キャスト
伊藤カイジ:藤原竜也
遠藤凛子 :天海祐希
利根川幸雄:香川照之
船井譲次 :山本太郎
石田光司 :光石研
佐原誠 :松山ケンイチ(友情出演)
など。
ここからネタバレ! 本編詳細~解説
友達の連帯保証人になってしまったせいで、フリーターの伊藤カイジ(藤原竜也)には202万円の借金が。
そんな大金を急に返せるわけがない!
一発逆転するため、あるゲームへ参加するために「エスポワール号」へ・・・。
この「エスポワール号」には、カイジのような借金に悩んで一発逆転を狙う人たちが集まっていた。
そこで行われたゲーム、それは「限定じゃんけん」。
限定じゃんけん
~ルール~
・「グー」「チョキ」「パー」のカードを各4枚ずつの計12枚と、星3個を持った状態でスタート
・参加者同士でカードを1枚ずつ出してじゃんけん
・じゃんけんで勝ったら、相手の星を1個もらえる
・星が0個になったり、カードを勝手に破棄したらOUT
・制限時間30分以内にすべてのカードを使い切らなかった場合もOUT
・敗者は地下の強制労働施設へ
「どうすれば勝てる・・・」と考えているカイジに船井(山本太郎)という男から「ずっとあいこにして2人とも星3個のままカードを全部使い切ろう」と提案され「俺はついてる!」とルンルンでじゃんけんを進めていくカイジ。
しかし、最後の最後で船井がじゃんけんに勝ってカイジを騙して星を奪ってしまう。
船井から星を取り返すためにカイジは石田(光石研)という気弱そうなおじさんとと手を組み、船井ともう1度じゃんけんをした。
カードの角に血が付いていたことを逆手に取り船井を騙し、見事カイジと石田の勝利!
カイジと石田の残ったカードをあいこで消費して2人ともクリア~♪かと思いきや、石田のポケットの中にカードがまだ残っていた・・・。
そのまま制限時間となってしまい石田は強制労働施設行きが確定。
カイジはカードをすべて使っているので問題ないのだが、石田との連帯責任を感じ自分も強制労働施設へ行くことに。
地下の強制労働施設
労働者は肩に「帝」の焼き印をつけられ、マイクロチップも埋め込まれているため逃げ出すこともできない。
そんな労働者たちの唯一の楽しみ、それは、月1回給料日におこなわれる、ビールなどを買うことができる販売会だった。
カイジはお金を貯めるため最初は我慢していたが「キンッキンに冷えてやがる」ビールには勝てず・・・給料を使ってしまっていた。
地下の現場は環境も悪く病人や怪我人も出てしまう。
そんな環境に耐え切れなくなった人たちに、地下から脱出するためのチャンスがあった。
ブレイブメンロード
~ルール~
・ビルとビルが細い鉄骨で繋がれている
・参加者は1000万の金券を持って鉄骨を渡って隣のビルへ移動
・見事渡り切って501号室に金券を持っていけば現金1000万GET
・ただし、鉄骨には電流が流れているので手をついたらOUT
ブレイブメンロードには、カイジの他に石田のおっさんなど10名ほどが参加。
しかし、風や雨などの影響で1人ずつ落ちていき・・・石田のおっさんも体力の限界。
「僕の金券は借金に苦しむ娘に渡してくれ、カイジ君、勝ってくれ!!」と言い残し石田は落下。
けっきょく最後まで残ったのはカイジ1人だけ。
石田の金券も換金してくれと頼むが「死んだ者の金券など知るか!」と拒絶。
「なんで!!」と感情が爆発しているカイジに利根川(香川照之)がラストチャンスを与える。
Eゲーム
~ルール~
・「奴隷側」「皇帝側」の2つで対戦
・「奴隷側」⇒市民カード4枚、奴隷カード1枚
・「皇帝側」⇒市民カード4枚、皇帝カード1枚
・市民カードは奴隷カードに勝つ
・皇帝カードは市民カードに勝つ
・奴隷カードは皇帝カードに勝つ
・明らかに皇帝側が有利なので、奴隷側で買ったときは掛け金は10倍
一発逆転!いざ勝負!!
ところがカイジはあっさりと2度負けてしまう・・・。また地下へ逆戻り。しかし、地下へ連行されている途中で利根川のイカサマに気づく。
利根川は、「帝」の焼き印の時にカイジの体内に埋め込んだマイクロチップから、心拍数などのデータを読み取り腕時計で確認してカードを割り出していた。
それを逆手に取ることで勝つことが出来ると考えたカイジは、組織側の人間である遠藤(天海祐希)から5000万借りて再挑戦。
勝負前に頭を鏡に打ち付け流血。これにより心拍数などのデータが乱れ利根川のイカサマは通用しなくなった。
そして、見事カイジの勝利!
5000万×10倍の5億を手に入れたカイジと遠藤は2人で祝杯をあげていた。
しかし、カイジのビールには遠藤の入れた睡眠薬が。
ぐっすりと寝たカイジが起きたころには5億も遠藤も見当たらず・・・。
遠藤が残した手紙には「貸した5000万など差し引いて、435,910円があなたの取り分。」
カイジは、石田のおっさんの娘・裕美(吉高由里子)が働いているパチンコ屋さんに残った435,910円を預けて姿を消した。
感想
藤原竜也と香川照之がはまり役すぎる!!
ゲーム中の心理描写も丁寧で、見ているこっちも入り込んでドキドキできます。
続編
地下から脱出したはずのカイジが、石田のおっさんの娘・裕美(吉高由里子)たちと協力して帝愛に復讐を仕掛ける!
頭脳戦レベルが今作よりもアップしており更に楽しめる作品です。
『「カイジ 人生逆転ゲーム」レビュー』最後まで読んでいただきありがとうございました!