THE W2025
ニッチェさん優勝おめでとうございますー!!

(日テレ THE W 公式HPより引用)
演技力、ネタの構成、そして芸歴20年目の意地。
どこを切り取っても「文句なし」の優勝だったと思います。
THE Wという大会の歴史の中でも、かなり納得感のある結果でした。
そして、今年のTHE Wを語るうえで、どうしても避けて通れない存在。
それが――
霜降り明星・粗品さんの審査。
今回はそこに焦点をあてていきたいと思います。
※本ページはプロモーションが含まれています。
粗品の審査は、基本的に「正しい」
放送前から話題になっていた通り、粗品さんは事前に
-
「面白くないものは面白くないと言う」
-
「曖昧な審査はしない」
というスタンスを明言していました。
実際の審査でもその姿勢は一貫していて、
ネタの構成・緩急・ボケの積み上げ方などを、かなり具体的に言語化していた印象です。
正直、
「なるほど、そういう見方があるのか」
と唸らされるコメントも多く、めちゃくちゃタメになったというのが率直な感想。
他の審査員がどうしてもオブラートに包みがちな中で、
粗品さんの言葉は“生々しくて、リアル”でした。
ここまでは、ほぼ全面的に賛同です。
でも一点だけ、どうしても賛同できなかったこと
それが、
「客下げ」のコメントです。
「日テレが集めた今日の客の勘が悪すぎる」
この趣旨の発言。
ここだけは、正直「いやいやいや……それは違くない?」と思いました。
もちろん、舞台によっては
「今日はお客さんのノリが悪いな」
「笑いにくい空気だな」
という日があるのも分かります。
でも今回は、
テレビ番組として、日本テレビが責任をもって集めた観覧客です。
そのお客さんが、
粗品さんの“想定していた笑いどころ”とは違う場所で笑った。
ただ、それだけのことじゃないですか?
お客さんは、
「自分なりに面白いと思ったところで笑った」
それ以上でも、それ以下でもない。
それを
「勘が悪い」
と切り捨ててしまうのは、さすがに乱暴すぎる気がしました。
その一言、後の出場者に悪影響ない?
もう一つ気になったのが、大会全体への影響。
ああいうコメントが出ると、
その後に出てくる芸人さんや、
会場のお客さんが、
-
「ここで笑っていいのかな?」
-
「ズレた笑いって思われないかな?」
と、無意識にブレーキを踏んでしまう可能性がある。
それって、
賞レースとして健全なんだろうか?
そもそも、
どんなお客さんが相手でも笑わせるのが芸人の仕事じゃないですか?
「この客層には刺さらなかった」
それも含めて、舞台だと思うんです。
芸人を神格化しすぎていないか?
粗品さんのコメントから感じたのは、
芸人=正義、客=分かってない側
という構図。
その考え方、ちょっと行き過ぎじゃないかなと。
芸人がすごいのは間違いない。
でも、お客さんがいて初めて“お笑い”が成立するのも事実。
そこを下げる言い方だけは、
どうしても引っかかってしまいました。
それでも、1番まともな審査だったとも思う
ここまで言っておいてなんですが、
一番「ちゃんと審査していた」のも、間違いなく粗品さんだと思います。
だからこそ惜しい。
言っている内容の大半は的確で、
芸人にも視聴者にもプラスになるものだった。
言い方だけ、ほんの少し気を付けてくれたら完璧だった。
あと、毎日しもふりチューブを見るくらいには普通に大ファンです。笑
だからこそ言いたいし、
だからこそこれからも期待してます。
粗品さんがいることで、
賞レースの「審査」というものが、
より面白く、より議論されるものになるのは間違いない。
次に審査員をやるときは、
芸人も客も、どっちも尊重する粗品を見せてくれたら嬉しい。
そんなことを思った、THE W2025でした。
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