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【ネタバレ有】月の満ち欠け感想・評価【全編を簡単にわかりやすくまとめました】

今回は、以前から気になっていた映画『月の満ち欠け』をついに鑑賞したので、ネタバレ込みで感想を語ってみたいと思います。
転生をモチーフにした恋愛ファンタジー…なんて言うとちょっと構えてしまう方もいるかもしれませんが、見終わった今は「これは愛の映画だったな」としみじみ感じています。

(引用元https://movies.shochiku.co.jp/tsuki-michikake/

※本ページはプロモーションが含まれています。

 

 

 

「月の満ち欠け」作品紹介:キャスト&スタッフ

タイトル:月の満ち欠け

公開:2022年

原作:佐藤正午(直木賞受賞作)

監督:廣木隆一

脚本:橋本裕志

音楽:世武裕子

役名 演じた俳優 備考
小山内堅 大泉洋 娘と妻を失った父。主人公の1人
正木瑠璃 有村架純 何度も転生する女性
三角哲彦 目黒蓮(Snow Man) 瑠璃を愛し続ける青年
小山内梢 柴咲コウ 小山内の妻
緑坂ゆい 伊藤沙莉 転生先の母。小山内の元同僚
正木竜之介 田中圭 瑠璃の最初の夫(DV男)

 

【ネタバレ注意】「月の満ち欠け」全編ストーリーまとめ

ここから本編ネタバレあります!

細かい描写などは省略して全編をシンプルにわかりやすくまとめています。

「あの素敵なシーンが抜けている!!」などご容赦ください...!

 

1. 小山内堅の喪失と出会い

小山内堅(大泉洋)は、妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃と共に幸せな家庭を築いていましたが、ある日、交通事故で妻と娘を同時に失います。

深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦(目黒蓮)と名乗る男が訪ねてきます。

三角は、小山内の娘・瑠璃が事故当日、面識のない自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女は、かつて自分が愛した女性・正木瑠璃(有村架純)の生まれ変わりだったのではないかと告げます。

 

2. 三角と瑠璃の過去

1980年代、大学生だった三角は、雨の日にレコード店で雨宿りしていた女性・正木瑠璃と出会い、一目惚れします。

その後、偶然に再会した二人は、互いに惹かれ合いますが、瑠璃にはDV気質の夫・正木竜之介(田中圭)がおり、複雑な事情を抱えていました。

二人は密かに逢瀬を重ねますが、瑠璃は夫から逃れる途中で電車にはねられて命を落とします。

三角はその後も瑠璃のことを忘れられず、彼女の面影を追い続けます。 

 

3. 小山内瑠璃の変化と事故

小山内と梢の娘・瑠璃は、7歳の時に高熱を出した後、以前とは異なる人格のような振る舞いを見せ始めます。

彼女は、聞いたことのない音楽を知っていたり、見たことのない町並みに懐かしさを感じたり、まるで誰かの記憶を宿しているかのようでした。

中学~高校にかけて、その傾向はさらに強まり、ついには三角の名前まで口にし、「彼に会いたい」と言って家を出ようとします。

そう、小山内瑠璃は正木瑠璃の生まれ変わりだったのです。

その道中、母・梢と共に交通事故に遭い、二人は命を落としてしまった、というのが二人の死の真相でした。

 

4. 緑坂ゆいの娘・るりとの再会

小山内のもとに、元同僚の緑坂ゆい(伊藤沙莉)とその娘・るりが現れます。るりは初対面のはずの小山内のことを知っているかのように話し、まるで昔から彼を知っていたかのように懐いていきます。

最初は「生まれ変わりなんて非現実的だ」と疑いの目を向けていた小山内でしたが、緑坂るりの口から漏れた“娘・小山内瑠璃しか知るはずのない言葉”に心を大きく揺さぶられます。

次第に彼の中で否定が崩れていき、最終的には「この子はあの瑠璃なんだ」と、生まれ変わりを受け入れるようになります。

その後るりは三角と会いに行き、時を超えた再会を果たします。

 

5. 小山内の受容とエンディング

緑坂ゆいとその娘・るりとの話の後、母親の体調が急変したと連絡を受け急いで帰る小山内。

その新幹線で昔のビデオを見て、梢の本当の気持ちを知り号泣。

新幹線を降りて病院に向かう車中で、みずきが梢の生まれ変わりと知り、驚きつつも受け入れます。

(実は映画冒頭でみずきが小山内宅に来た時に「ただいまー」と言い「お邪魔しますでしょ」と訂正されるシーンが伏線となっている)

物語は、人生が「満ちて欠けて、また満ちる」ように、再生の希望を残して幕を閉じます。

 

 

 

個人的感想:転生という奇跡が自然に思えた

この作品、正直言うと「転生モノか…」と最初は身構えたんですが、すごく丁寧に人の心情が描かれていて、最終的には納得できました。

特に、小山内(大泉洋)が、どうしても信じられなかった“転生”を、緑坂ゆいの娘・るりと出会った瞬間に静かに受け入れるシーン。

あれは胸がグッと詰まりました…。

そしてその後、妻・梢の生まれ変わりまで登場し、物語が「満ちていく」ように終わるエンディング。

“人の想いは、たとえ姿を変えても、また誰かに会いに来る”というテーマが、すごくきれいに映像化されていました。

 

映画サイトの口コミでは

「有村架純、何回転生するねん(笑)」

「執念深すぎ」

なんて声もあったんですが、私はむしろ、一途すぎる彼女の想いにグッときた派です。

 

配信情報:「月の満ち欠け」は今すぐ見られる!

現在『月の満ち欠け』は、NetflixやU-NEXTなどのサブスクでも配信中。

気になった方は、ぜひご自身の目で“満ちて欠けて、また満ちる”人生の物語を感じてみてください。

 

☽ おわりに

愛のかたちは色々あるけれど、こんなにも長い時を越えて誰かに想いを届ける物語は、なかなかありません。

心が疲れているとき、誰かを大切に想っているときに、そっと寄り添ってくれる一本だと思います。

読んでくださってありがとうございました!

 

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