女芸人No.1決定戦 THE W 2023
7代目チャンピオン紅しょうが
(日テレTHE W公式HPより引用)
優勝おめでとうー!!
この記事では
☑ 全組全ネタレポート
☑ 順位
☑ THE W 2023総評
などまとめていきます!
全組全ネタレポート
Aブロック
1組目 まいあんつ/80点
【コント/シンデレラ】
ギャグベースのコント。
なんか既視感あるなーと思ったらYes!アキトが同じような展開のネタをやっていたような・・・。
ハマるギャグ、ハマらないギャグはあったけど、大会のトップバッターとして盛り上げてくれた彼女の功績は大きい。
2組目 はるかぜに告ぐ/89点
【漫才/傘を取られた】
金属バットを彷彿とさせる毒のある切れ味良いしゃべくり漫才。
「クソ女ー!」
で終わるのもツッコミ•とんずさんの人(にん)が出てて良い。
間とか声のトーンが清廉されていったらM-1も夢じゃない。
3組目 スパイク/93点
【コント/ボクシング】
上司に不満のあるOLがボクシングで汗を流しに来たと思ったら陰湿な攻め方をする。
その陰湿攻めボケ1発目、サンドバッグを睨みつけるシーンで不覚にも声を出して笑ってしまい沼。
そこから頭の中の上司と会話していく展開まで尻上がりで盛り上がってとても面白かった。
4組目 やす子/85点
【コント/回文】
元自衛官という自身の経歴に合わせて自衛官にまつわる回文ネタ。
回文ゾーンは微妙だったけど、怪文、海文への展開は面白かった。
Bブロック
1組目 ハイツ友の会/78点
【コント/陶芸家】
お笑いファンの中ですごく評価の高いコンビだけど実はネタを見たことなかった。
前評判で期待値が上がっていたのもあったのか、、、少し期待外れ感。
あのテンポ、あの間でいくなら、1ボケの破壊力・フレーズがもっと強くないと賞レースでは厳しいかも。
2組目 紅しょうが/90点
【コント/力士ファン】
稲田さんがワーキャー系の痛いファンかと思いきや、熊元プロレスも「努力してめちゃくちゃ頑張っても絶対に横綱になれないから好き」という歪んだファン。
このダメなファン2人がパワーでぶつかり合って大きな笑いを何度も取っていた。
前のハイツ友の会が静かなコントだったぶんパワーで勝ち切った印象。
3組目 変ホ長調/70点
【漫才/手土産】
M-1グランプリ2006でもアマチュアながら決勝進出した実力派。
少し毒っけのあるおばさんの雑談がそのまま漫才になった感じ。
絶対に準決勝敗退者でこれより面白いネタの人いたでしょ?
17年前から変わらぬアマチュア感、もはや成長していないと感じてしまう。
4組目 梵天/88点
【漫才/ダイエットアドバイザー】
淡々とボケる妹をツッコミの姉がさばいていくスタイル。
変ホ長調の漫才の後だからめっちゃ上手に感じた。笑
姉・まきこさんのツッコミのトーンやテンション、動きにバリエーションがあるともっと漫才に厚みが出そう。
Cブロック
1組目 ゆりやんレトリィバァ/75点
【コント/エアハムスターショー】
ゆりやんワールド炸裂!
ただ個人的にはあんまハマらなかったな・・・。
2組目 あぁ〜しらき/70点
【コント/妖怪角刈りおばさん】
これが本当に賞レースの決勝かよ!?
いや、面白いよ?笑
笑っちゃったけど、この面白さって「ネタで純粋に笑ってる」というよりも、俯瞰的に見た時に「何してんのこれ!?」という状況に対しての笑いなんだよなー。
3組目 ぼる塾/75点
【漫才/ミートたなべ】
酒寄さんが復帰して4人体制での初TV漫才。
4人それぞれに役割があって誰も邪魔にはなってないけど純粋に笑いどころが少なかった。
4組目 エルフ/90点
【コント/ネット配信】
ひきこもりがちの妹・はるが実はネット配信者で、姉・荒川がギャル全開で応援するコント。
Cブロックで圧倒的にネタの精度が高かった!
つかみから過程、オチまでキレイにまとめっていてギャル荒川が考えたとは思えないキレイなコント。
最終決戦
1組目 スパイク/80点
【コント/靴下真っ黒女】
「靴下の裏が真っ黒」だけで引っ張り続けたのが裏目に出たか。
単独ライブとかで10分~20分尺にしたらジワジワ笑いが増幅していきそうなネタだけど、賞レースの短い尺では大爆発がないままネタが終わってしまった。
2組目 エルフ/90点
【漫才/ホストクラブ】
ホストよりも客のギャルの方が盛り上げ上手でホストが振り回される漫才。
今大会でコントと漫才の両方を披露したのはエルフだけ。
そして漫才もしっかり面白い!
3組目 紅しょうが/92点
【コント/パンツ見えてる】
稲田さんのパンツが見えてるのをバカにしてたら、熊元プロレスも実はパンツが出ていて、でももう後には引けないから「こういうファッション」で押し通そうとする。
構図は1本目と似ている印象。
今の紅しょうがはこのスタイルが得意なのかな。
漫才も面白いコンビだから2本目は漫才も見たかったけど、このコントでしっかりと笑いを取って勝ち切った。
(個人的)順位
A,B,Cの各ブロックの勝者が最終決戦で戦うスタイルなので全組に順位が付いていないんですが、私の個人的な視点で総合順位を付けるとしたらこんな感じです。
1位 紅しょうが
2位 エルフ
3位 スパイク
4位 はるかぜに告ぐ
5位 梵天
6位 やす子
7位 まいあんつ
8位 ハイツ友の会
9位 ぼる塾
10位 ゆりやんレトリィバァ
11位 あぁ~しらき
12位 変ホ長調
伸びしろを感じたのは、はるかぜに告ぐ、と、梵天!
しゃべくり漫才は知名度が上がって人柄が知られるとより受けやすくなるからどんどん面白くなっていくと思います。
THE W 2023総評
エルフもかなり良かったけど紅しょうがの優勝は文句なし!
スパイクの1本目も良かった。
毎年少しずつだけど全体的なレベルは上がっている気がする。
ただ、やはり下位数組は全国ネット賞レースのレベルではない気がしてしまう。。。
M-1は8000組程から敗者復活を含めて決勝10組。
キングオブコントも3000組程から決勝10組。
THE Wは女芸人というパイの小ささもあって参加総数1000組以下。
過去最多の今年ですら863組。
思い切って決勝進出者を8組ぐらいにしてネタ時間を長くするとか大きな改革があっても良いんじゃないかな。
なにわともあれ紅しょうがおめでとう!!
今後いろんなメディアで活躍する姿が楽しみです。
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