初心者の人にオススメしたい3Dプリンター
XYZprinting「ダヴィンチnano w」
5万円以下で買える家庭用3Dプリンターとして大人気です。
この記事では
XYZprinting「ダヴィンチnano w」の
☑基本性能
☑評価・レビュー・口コミ
を徹底調査してまとめます!
「ダヴィンチnano w」基本性能
・本体38 x 28 x 36 cm・4.7 kg
・wi-fiワイヤレス印刷対応
・自動キャリブレーション機能
・印刷可能サイズ 120 x 120 x 120 mm
・積層ピッチ 0.1-0.4 mm
・最大印刷速度 70 mm/s
4万円前後で購入できます。
ちなみに、同じメーカーの最上級機種「ダヴィンチSuper」と比べると、
・本体604 x 605 x 733 mm・35.5 kg
・wi-fiワイヤレス印刷対応
・自動キャリブレーション機能
・印刷可能サイズ 300 x 300 x 300 mm
・積層ピッチ 0.02 ~ 0.4 mm
・最大印刷速度 180 mm/s
「ダヴィンチnano w」はサイズも性能もかなりコンパクトなのが分かります。
「ダヴィンチSuper」は値段もSuperでnano wの10倍以上・40万円以上するので比べるのも酷なんですけどね・・・。
「nano w」は、
公式HPにあるような、手のひらサイズのちょっとした物を印刷することができます。
印刷精度も0.1-0.4 mmと業務用で使えるレベルではないので、
「nano w」はあくまでも家庭用・遊び用の3Dプリンターですね。
「ダヴィンチnano w」評価・レビュー・口コミ
良い口コミ
積層式のエントリー機なので、印刷精度にはあまり期待していませんでしたが、「想定通りの精度でこんなもの、むしろ価格以上」という感想です。
以下の条件を全て満たす人にお勧め
・小さな造形物で満足
・時間に余裕がある
・たくさん使用しない(フィラメントが高いから)
・面倒な校正・設定が嫌である(自由度は少ないことに納得できる)
造形に殆ど失敗しません。サポートがかなり賢く、きちんと調整すればアンダーカット形状もそれなりに再現可能です。
そして積層ピッチを0.1mmにすると、とても綺麗に仕上がります。
この価格でこのクォリティは素晴らしい。
①コンパクトで持ち運びが容易…重量4.7㎏で持ち運びが楽です。しかも 自動キャリブレーション機能付きでパソコンのアプリから水平調整が簡単にできるからとても楽。
②組み立て済みの状態で届くので、複雑な組み立て作業がなく、パソコンとコンセントをの2つのケーブルをつなぎ、XYZアプリのチュートリアルをやるだけで初期設定ができるので、すぐに使えるようになる。
③1か月に1、2回程度の使用頻度だが、故障は一度もない。
とにかく入門にはおすすめ機体
気になる口コミ
マイナス点は、以下の5点(1つ解消済み)です。
・純正フィラメント以外使用できないため、サードパーティーの4倍ほどのコストがかかる
・遅い印刷速度
・うるさい稼働音
・ノズル掃除時にノズル位置が、奥側に固定されやりにくい
・この会社の他の機種でも言われており、制御ソフトがプリンターにデーターを送れないことが多発します → USBケーブルと刺す位置(3から2)への変更で解消しました
①フィラメントをアンロードするときに10回中9回の割合で排出に失敗する。アンロード時にチューブ内にフィラメントの塊が発生するので、それがひっかかり取り外すことができないので、フィラメントを切ってフィラメントロールを取り外し、次回使う際にはチューブに残った塊をフィラメントで押しこみながらロードすれば使用することはできる。
②印刷時の音がうるさい。印刷に時間がかかる場合があるので、寝てる間にと思って使った時はうるさくて寝つきが悪かった。
③印刷の精度は値段相応。悪くもないが良くもない。しかしこの値段なら十分満足できるレベルだと思う。
④フィラメントが純正のみしか使えないので、割高。
離れた場所に設置しようとWiFi付きを選んだが電源を切るたびUSBでWiFi登録しないとダメ!
また、他社のフィラメントに非対応のため、高い自社製を使うことになり、ランニングコストが割高だ。
「ダヴィンチnano w」まとめ
・本体価格が安く最初の1台にはピッタリ。
・たまに、小さい物を印刷する、ぐらいの人にオススメ。
・印刷に時間がかかるし、音が大きいので、ヘービーユーザーには物足りない。
・純正フィラメントしか対応していないので、ヘービーユーザーはランニングコストが高くつく。
・電源切るたびにwifi設定がリセットされるので、ヘービーユーザーはストレス。
本体価格は安いですが、ヘービーユーザーからすると何かと物足りない機種になるようです。
記事の最初の方にも書きましたが「nano w」はあくまでも家庭用・遊び用の3Dプリンターという位置づけで購入しましょう。
▼あわせて読みたい▼